日経225オプション取引を始めてみようという方で、トレードが全く初めてという方はいらっしゃらないと思います。
先物・オプション口座を開設する際、証券会社の審査があり、不適格になります。
ここでは、株式取引の経験があるという前提で、 主にオプション取引に特有の考慮したいことを書いていきます>
0.オプション取引についての知識を勉強する
レベル1:試しにオプション取引をしてみたい~オプション1枚だけのデイトレード
このページと合わせて、
・オプションで儲けようぜ!
・オプション取引とは? 日本一わかりやすい解説 その1 オプションって何?
・オプション取引とは? 日本一わかりやすい解説 その2 オプションの価格(プレミアム)
・その他、上記の記事中のリンク先
をご覧ください。
レベル2:本格的にオプション取引を始めたい~スプレッド取引やコンビネーション取引
レベル1に追加して、
・オプション取引とは? 日本一わかりやすい解説 その3 損益曲線を描く
・オプション取引とは? 日本一わかりやすい解説 その4 損益曲線をデザインする
・オプション取引とは? お役たちリンク集
をご覧ください。お役立リンク集には、スプレッド取引やコンビネーション取引を解説しているものがいくつかあるので参考になるでしょう。
また、できれば、
・オプション取引とは? 日本一わかりやすい解説 その5 取引に必要な証拠金
もご覧ください。
レベル3:売りオプションをオーバーナイトするリスクの高い取引をする
レベル2に追加して 、
・オプション取引とは? 日本一わかりやすい解説 その5 取引に必要な証拠金
をご覧ください 。
お役立ちのサイト
JPX(日本取引所グループ)のサイトに、先物オプション取引をシミュレートする機能があります。
・OSE 先物・オプション シミュレーター
先物やオプションを実際に疑似売買しながら、取引についても学べるサイトです。
世の中には便利なものがありますねえ…、先物もオプションも経験がない方は是非やってみてください
「ピンポンピンポン」とやたらとうるさい音が鳴るので、職場でやる際はお気を付けください。
1.先物オプション口座を開設しよう
先物オプションに適した証券会社は数社しかありません。
・日経225オプション取引にお勧めの証券会社
を、参考にして取引する証券会社を決めましょう。
その会社に証券口座がない場合は証券口座の開設から始めます。
証券口座ができたら「先物オプション用口座」を追加で開設しましょう。
2.取引の準備をしよう
2-1. 取引用のツールを準備しよう
先物オプションを取引するためには、証券会社が用意するツールを使うのが便利です 。
モバイルでの取引ツールも用意されている場合があります。
証券会社によっては、ブラウザでも取引可能な会社があります。
どのツールを使って取引をするか決め、証券会社のマニュアルを見ながらインストールをしたり使い方について学んだりしましょう。
2-2.先物・オプション口座へ、証拠金を入金しよう
必要な資金の目安は後ほど書きます。
はい、これで取引開始が可能です。
取引ツールや口座への入金については、個別の証券会社の説明をご覧ください。
例えば、SBI証券の説明はこちら。
先物・オプション取引の口座開設・お取引までの流れ
ボラティリティ売買をするには、さらにRSSやEXCELのツールを用意する必要がありますが、その説明はここでは行いません。
先物オプション口座への入金額の目安
1円のオプションを1枚買うためだけであれば、必要なのは1000円+最低手数料だけで、1200円程度で始められます 。
そこまで極端な小資金で始める人はいないかもしれません・・・
レベル1:試しにオプション取引をしてみたい ~オプション1枚だけのデイトレード
オプション買いを専門とする場合
・最低入金額:20万円
・適正入金額:50万円以上
※上記は2019年11月現在(日経平均23000円程度)
※時期により適正金額は変動します。
満期日まで30日程度の限月の全銘柄のATMをすべて買える金額を入金したいです。
それだけの証拠金があれば、自由な銘柄選定ができるでしょう。
オプション売りを専門とする場合
・適正入金額:(余裕をもって)100万円以上
※上記は2019年11月現在(日経平均23000円程度)
※時期により適正金額は変動します。
先物1枚分のSPAN証拠金 ×(証券会社により異なる掛目) が目安です。
それだけの証拠金があれば、自由な銘柄選定ができるでしょう。
レベル2:本格的にオプション取引を始めたい~スプレッド取引やコンビネーション取引
レベル3:売りオプションをオーバーナイトするリスクの高い取引をする
売りと買いが1:1のスプレッドを作るなら、新規建ての時は買いに必要な証拠金と売りに必要な証拠金が別々にかかります。
1組のスプレッドを建てるなら、100万円~120万円ぐらい欲しいです。
但し、維持証拠金それほどはかからず、2つの銘柄間の権利行使価格の幅程度です。
その幅がどのくらいかにもよりますが、500円の幅があっても維持証拠金は50万円程度(×掛目)
証拠金300万円ぐらいあれば、コール側とプット側でそれぞれスプレッドを建てて中期的な利益を目指しつつ余っている約200万円でデイトレ利益を狙うなど、色々なことができるようになります
上記を、最初の入金額を決める際の目安にしてはいかがでしょうか?
但し、リスクが高いポジションを翌日の持ち越すのであれば裏付けの資金が必要になることをお忘れなく。
オプションの取引画面の特殊性(株式との違い)
下図の右側が、SBI証券のブラウザでのOP取引画面です。
株式の取引画面と大きく違うのは、おそらく次の2点ではないでしょうか。
1.銘柄の選び方
「限月」「コール/プット」「権利行使価格」を選ぶと銘柄が決まります。
これは、オプション取引の基礎的なことを学んだ方には違和感ないでしょう。
2.執行条件
多くの種類があります。
私は「指値」しか使わないので恩恵を受けてませんが、オープニングやクロージングに使える便利なものがあると思います。
SBIでは次の種類が用意されています→ 執行条件
執行条件は取引所が用意しているものですが、証券会社や利用画面によって使えるものが異なっています。取引を行う証券会社のサイトなどでご確認ください。
※J-NETクロス
SBI独自のサービスで、他の証券会社はやっていないと思います。
SBI証券で先物・オプション取引する場合は、SBIのサイトなどでご確認ください。
J-NETクロスサービスのお取引注意事項
これで取引の準備は整いました。
オプション取引のレバレッジは、先物ラージよりも一般的に大きいです。
つまり、一瞬のうちに大儲けしたり大損したりします。
慣れるまでは、少額で始めるのがいいとおもいます
何度でも言います
リスク管理は大事です
ポジションを持ち越す場合は最大損失を把握して、万が一の時の資金準備を怠らないようにしましょう
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